今月よりマネーフォワードクラウド(以下、MF)の情報をブログに書いていきたいと思います。
今回は気になる新機能が盛りだくさんだったMFの6月の更新内容です。
詳細については、以下のリンクよりご確認下さい。
https://support.biz.moneyforward.com/news/new-feature/201906release.html
今回の新機能をチェック!
1)消費税率変更・軽減税率対応
- クラウド会計・確定申告のスケジュール
- クラウド請求書 リリース予定の機能概要
- クラウド請求書 仕様変更される機能
- STREAMED 軽減税率対応
2)マネーフォワード クラウド会計・確定申告
- メンバー追加・管理画面で権限設定の表示を変更
- 電子証明連携ソフトのバージョンアップ
3)マネーフォワード クラウド勤怠
- スマートフォン画面への最適化に対応
4)マネーフォワード クラウド給与
- 従業員情報の退職設定の設定箇所を変更
- 従業員情報の住民税の設定箇所を変更
5)マネーフォワード クラウド経費
- 支払い先マスタと支払明細のAPIを公開
- 自動分類ルールのCSVダウンロード、アップロード機能
- メンバー管理に表示される権限の種類や仕組みを変更
「支払い先マスタと支払明細のAPIを公開」の活用
今回はMF経費の【支払い先マスタと支払明細のAPIを公開】について取り上げたいと思います。
APIについてはシステム関係のお仕事をされている方についてはご存知だと思いますが、API(Application Programming Interface )=アプリケーションプログラミングインターフェースと言いまして、あるプログラム(今回の場合はMF経費)の機能や管理する情報を他のプログラム(kintoneなど)から呼び出して利用するためのルールのことです。
少し難しくなってきましたが、ざっくりいうとMF経費で持っている情報を他のプログラムに取り込んで運用できるよ!という機能になります。
今回は支払い先マスタと支払明細のAPIが公開されましたので、別プログラムからMF経費に支払依頼用の振込先を登録したり、MF経費上の支払明細(科目、金額、日付、申請者、プロジェクト、etc)などを呼び出して他のプログラムで運用できます。
弊社で想定しているケースとしては、建設業における工事原価管理のために、MF経費を通して経費精算、振込処理などを日頃行っておき、各現場をプロジェクトという単位で管理してkintoneで別途立ち上げた工事予算原価管理に取り込んで管理分析を行う、という運用を考えています。
APIが更新されるまでは、工事原価登録を別途kintoneに入力する必要がありました。
経費精算や振込業務の中でMF経費に登録できる情報はかなり多岐にわたりますし、MF経費に登録した経費はそのまま振込や精算、会計への連動に使えるので、同じデータを何度も入力する手間も省くことができます。
経費の管理分析に多くの工数を要している方は、MF経費の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
マネーフォワードクラウドの導入については、
伊藤会計事務所まで
(池田)
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