経済産業省が2018年4月に策定した、「キャッシュレス・ビジョン」では、日本ではキャッシュレスの利用は拡大しているものの、2016年段階ではキャッシュレス決済比率は19.8%にとどまり、2025年までにこのキャッシュレス決済比率を40%まで引き上げることを目指すという「支払い方改革宣言」を発表しました。
キャッシュレス決済比率を高めるには、消費者側がキャッシュレスへの理解を深めることはもちろんですが、事業者側もキャッシュレスへの対応を行っていかなければなりません。事業者側のキャッシュレスへの対応とは、キャッシュレス決済端末の導入ということになると思います。
現在各社が多くのキャッシュレス決済サービスを提供しており、自社に最適なサービスを選別するだけでも大変なので、今回は会計事務所目線で、MFクラウド会計と相性がいいサービスをご紹介させて頂きます。
では、具体的に相性がいいというのは、どういうことかというと、
① MFクラウド会計に決済(売上情報)が自動で同期できる (売掛金xxx/売上高xxx)の仕訳の自動計上
② 決済金額の入金時の情報が自動で同期できる(普通預金 xxx/売掛金)
この②がポイントで今回ご紹介させていただくサービスは入金時に差し引かれる決済手数料も自動で取得することができます。
決済手数料の消込は手入力で対応されている方が多いと思うのですが、これが自動で取込されることで売掛金残高の把握も容易になります。
では、1つずつ紹介させて頂きます。
① Airpay
リクルートが提供している決済サービスでかなりのシェアを占めています。オダギリジョーさんが出演されているCMをご覧になられたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか
同様にリクルート社が提供しているレジのAirregiと一緒に利用されている方が多い印象です。
paypayやQuickpayなどのいわゆるスマホ決済や観光の方向けのAlipayにも対応している非常に使いやすいサービスです。
福岡ではビックカメラにサービスカウンターがあり、導入についての説明をうけることができます。
MF会計×Airege×Airpay の組み合わせは汎用性が高い鉄板の組み合わせかなと思います。
② 楽天ペイ
https://smartpay.rakuten.co.jp/
楽天が提供している決済サービスで決済できるサービスはAirpayと同じくらいカバーしています。
こちらは同じく楽天が提供している楽天銀行の口座と併用することにより、売掛金の入金を早期化したり、入金手数料を安く抑えることができます。レジはAirregiではなく費用がかかっても高機能のレジを利用したいという事業者さんにご提案させて頂いています。
Airpayと比較して最短で翌日入金という圧倒的な入金スピードが優れているサービスになります。
③ spuare
spuareというカリフォルニアに本社を置く企業が提供しているサービスで、一番の特徴は始めやすさと決済端末の利便性です。
ネットで申し込んで端末が届けばすぐに始めることができ、1つのサービスに簡単なレジ機能も含まれているので、レジは簡単な機能でいいので、すぐに始めたいという方におすすめです。実はspuareは弊社でも利用しているサービスでして、選んだ理由は決済端末です。
spuareの決済端末はAndroidのスマホと連携ができるので、持ち運びができます。
決済端末の持ち運びが可能なので、いつでもどこでも決済を受け付けることができる。というのが他社サービスにない大きなメリットです。
移動販売などを行われる事業者様には最適なサービスになるかなと思います。
今回ご紹介したサービスは国が推進しているキャッシュレス消費者還元事業
https://cashless.go.jp/franchise/
にも対応しているので、決済手数料の割引が受けられたり、初期端末費用が実質無料のサービスもございます。
現在はキャッシュレス端末の導入にかなり有利なタイミングになりますので、まだキャッシュレス端末の導入をされていない方は検討されてみてはいかがでしょうか??
キャッシュレスの導入に関しては
伊藤会計事務所まで
(池田)
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